【Flutter】AnimatedListでリッチなリスト表現！

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対象者

  • Flutterを使ったアプリ開発経験があり、アニメーションの実装に興味がある方
  • リスト表示にアニメーションを追加してユーザーエクスペリエンスを向上させたい方
  • AnimatedListの使い方や応用例を学び、自分のプロジェクトに応用できるスキルを身につけたい方

はじめに

Flutterを使ったアプリ開発において、リスト表示にアニメーションを追加することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させたいと思ったことはありませんか？そんなあなたにぴったりなのが、AnimatedListです。この記事では、AnimatedListの基本的な使い方や応用例についてわかりやすく解説しています。

記事を読むことで、AnimatedListを使ってリストにアイテムを追加・削除する際に、自然なアニメーションを実装する方法が理解できます。

この記事を読むことで、あなたのアプリ開発スキルはさらに向上し、ユーザーが使いやすいアプリケーションを作成することができるようになるでしょう。さあ、AnimatedListの魅力を体験し、あなたのアプリ開発の幅を広げましょう！

AnimatedListとは

AnimatedListは、Flutterで使用されるウィジェットの一種で、リスト内のアイテムが追加や削除された際に、アニメーションを適用することができます。これにより、リストの変更がユーザーにとってスムーズで快適に感じられるようになります。

なぜAnimatedListを使うのか

アプリケーションのユーザビリティを向上させることができるからです。リストにアイテムが追加されたり削除されたりする際にアニメーションが適用されることで、リストの変更が目立たなくなり、ユーザーが混乱することが減ります。さらに、アニメーションによってアプリケーションがより魅力的に見えます。

AnimatedListの基本的な使い方

itemBuilderの設定

itemBuilderはAnimatedListにおいて非常に重要な役割を果たします。これは、リスト内の各インデックスに対応するアイテムを作成する関数です。以下のようなコードでitemBuilderを設定することができます。

AnimatedList(
  itemBuilder: (BuildContext context, int index, Animation<double> animation) {
    // アイテムの生成処理
  },a
  itemCount: _items.length,
)

animationの設定

アイテムが追加されたときにアニメーションを設定することができます。アニメーションは、リスト内のアイテムの表示や非表示の際に、視覚的な効果を与えることができます。以下のようなコードで、アイテムが追加されたときのアニメーションを設定できます。

SizeTransition(
  sizeFactor: animation,
  child: ListTile(
    title: Text(_items[index]),
  ),
)

アイテムの追加と削除

AnimatedListのstateを使ってアイテムを追加や削除することができます。以下のようなコードで、アイテムの追加や削除を実行できます。

// アイテムの追加
void _addItem() {
  final int newIndex = _items.length;
  _items.insert(newIndex, 'New Item');
  _animatedListKey.currentState.insertItem(newIndex);
}

// アイテムの削除
void _removeItem(int index) {
  _animatedListKey.currentState.removeItem(
    index,
    (BuildContext context, Animation<double> animation) {
      return SizeTransition(
        sizeFactor: animation,
        child: ListTile(
          title: Text(_items[index]),
        ),
      );
    },
  );
}

これらの設定を行うことで、AnimatedListでアイテムの追加や削除時にアニメーションを適用させることができます。これにより、ユーザーはリストの変更がスムーズで快適に感じられるようになります。

Q&A

Q1: itemBuilderの設定で、どのようにアニメーションを設定しますか？

A1: itemBuilderは、BuildContext、アニメーションオブジェクト、リストのインデックスを引数として受け取り、アイテムごとのアニメーションを設定します。以下の例では、SizeTransitionウィジェットを使用して、アイテムのサイズ変更アニメーションを設定しています。

itemBuilder: (BuildContext context, int index, Animation<double> animation) {
  return SizeTransition(
    sizeFactor: animation,
    child: ListTile(title: Text('Item $index')),
  );
}

Q2: アイテムの追加や削除を実行する際、どのメソッドを使用すればいいですか？

A2: アイテムの追加にはinsertItem()メソッドを、削除にはremoveItem()メソッドを使用します。例えば、以下のコードでは、リストにアイテムを追加し、削除するためにinsertItem()とremoveItem()を使っています。

<div class="joplin-editable"><pre class="joplin-source" data-joplin-language="final" data-joplin-source-open="```final
" data-joplin-source-close="
```">
void addItem(int index) {
  _listKey.currentState.insertItem(index);
}

void removeItem(int index) {
  _listKey.currentState.removeItem(index);
}

Q3: RiverpodをAnimatedListと組み合わせて使うことで、どのような利点がありますか？

A3: RiverpodをAnimatedListと組み合わせることで、状態管理が効率化され、コードが簡潔で読みやすくなります。また、Riverpodを使用することで、データのフェッチや状態の更新が容易になり、アプリケーションのパフォーマンスが向上する可能性があります。

まとめ

AnimatedListは、リストアイテムにアニメーションを提供するFlutterウィジェットです。これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、アプリケーションがより一層魅力的になります。基本的な使い方では、itemBuilderを設定し、アニメーションを適用することができます。また、アイテムの追加や削除も容易に行えます。応用例として、Riverpodやflutter_slidableと組み合わせることで、状態管理やスワイプ操作など、アプリケーションの機能をさらに拡張できます。サンプルコードや実践例を通じて、AnimatedListの使い方や応用方法を学び、実際のアプリケーションに活用できるようになりました。

参考

ソース(main.dartにコピペして動作確認用)

_buildItem の引数にindexとtitleがあって、疑問に思うかもしれません。しかし_buildItemの中で_items[index]としてアイテムを削除した場合、_itemsのデータを削除した後に、アニメーションをすることになります。そのため、アニメーションの途中にタイトルが新しく該当のindexに割り当てられたアイテムのタイトルが表示されます。それを避けるため、引数でindexとtitleを渡すような実装にしました。

import 'package:flutter/material.dart';

void main() {
  runApp(MyApp());
}

class MyApp extends StatelessWidget {
  @override
  Widget build(BuildContext context) {
    return MaterialApp(
      title: 'AnimatedList Sample',
      theme: ThemeData(primarySwatch: Colors.blue),
      home: AnimatedListSample(),
    );
  }
}

class AnimatedListSample extends StatefulWidget {
  @override
  _AnimatedListSampleState createState() => _AnimatedListSampleState();
}

class _AnimatedListSampleState extends State<AnimatedListSample> {
  final GlobalKey<AnimatedListState> _listKey = GlobalKey<AnimatedListState>();
  List<String> _items = ['Item 1', 'Item 2', 'Item 3'];

  Widget _buildItem(BuildContext context, int index, String title,
      Animation<double> animation) {
    return SlideTransition(
      position: animation.drive(
          Tween<Offset>(begin: Offset(1, 0), end: Offset(0, 0))
              .chain(CurveTween(curve: Curves.ease))),
      child: ListTile(
        title: Text(title),
        onTap: () {
          _items.removeAt(index);
          AnimatedList.of(context).removeItem(
              index,
              (BuildContext context, Animation<double> animation) =>
                  _buildItem(context, index, title, animation));
        },
      ),
    );
  }

  void _addItem() {
    setState(() {
      int index = _items.length;
      _items.add('Item ${index + 1}');
      _listKey.currentState?.insertItem(index);
    });
  }

  @override
  Widget build(BuildContext context) {
    return Scaffold(
      appBar: AppBar(
        title: Text('AnimatedList Sample'),
      ),
      body: AnimatedList(
        key: _listKey,
        initialItemCount: _items.length,
        itemBuilder:
            (BuildContext context, int index, Animation<double> animation) {
          return _buildItem(context, index, _items[index], animation);
        },
      ),
      floatingActionButton: FloatingActionButton(
        onPressed: _addItem,
        tooltip: 'Add Item',
        child: Icon(Icons.add),
      ),
    );
  }
}

  • GlobalKey _listKey:
    AnimatedListは、アイテムを動的に追加や削除するためのメソッドを持っていますが、これらのメソッドを呼び出すためには、そのAnimatedListの状態(State)への参照が必要です。その参照を取得するためには、GlobalKeyを用います。

  • AnimatedList: body:
    AnimatedList(…)でAnimatedListウィジェットが使用されています。このウィジェットは、リストのアイテムを動的に追加や削除する際にアニメーションを提供します。

  • AnimatedListのkey
    AnimatedListウィジェットにはkey: _listKeyというプロパティがあります。これは先述のGlobalKeyで、このリストの状態を参照できるようにします。

  • AnimatedListのitemBuilder
    AnimatedListにはアイテムを作成するためのコールバック関数があります。この関数は、BuildContext、アイテムのインデックス、アニメーションオブジェクトを引数にとり、アイテムのWidgetを返します。この例では、アイテムは_buildItem(context, index, _items[index], animation)を通じて作成されます。

  • SlideTransition
    _buildItem関数内で、各アイテムにSlideTransitionウィジェットを適用しています。これにより、アイテムがリストへ追加されたり、リストから削除されたりする際に滑るようなアニメーションが適用されます。

  • insertItemとremoveItem
    _addItem関数とアイテムをタップしたときには、_listKey.currentState?.insertItem(index)とAnimatedList.of(context).removeItem(…)を使用してアイテムをリストに追加したり、リストから削除したりします。これらの操作はアニメーション付きで行われます。

これらの要素を組み合わせることで、アイテムの追加と削除にアニメーションが適用されるリストが実装されています。